CSRへの取り組み

守りのCSR活動 〜企業としての責任〜

人権への取り組み

人権とは「人間の生存にとって欠くことのできない権利および自由」とされ、国家権力によっても侵されない基本的な諸権利であり、“一企業”や“一個人”が人権を守ることは当然のことです。しかしながら、現代社会においても依然として人権を阻害する行為が多く発生しています。当社グループは自社の企業活動やその影響が及ぼす範囲において、人権が阻害される行為が発生しないようにしっかりと取り組んでいきます。

“人権への取り組み”でめざすゴール

2030年までに、取引先様を含む当社の
人権デューデリジェンス体制を構築する

人権に対する取り組み

当社グループは2023年に、人権への取り組み姿勢や考え方を明確にするための「人権方針」を策定しました。まずは、グループ内での人権に関する状況を把握し、万一不備が発見されたときには迅速に改善を進めていきます。

人権方針

1. 武蔵塗料グループ(以下当社と略)の人権に対する基本的な考え方
当社は、経営理念の「社員一人ひとりが精神的に物質的に豊かとなり誇りをもって働けるグループとする。」の考えのもと、当社の事業にかかわるすべての方々の人権を尊重します。
2. 適用範囲
当社:グループとしての法人、役員および従業員に適用します。
ビジネスパートナー:取引先企業様をはじめ、当社の事業にかかわるすべての企業様にも人権の尊重に努めていただ くように求めていきます。
3. 適用法令
当社は、国際的な基準はもとより、当社の事業にかかわるすべての国の人権に関する法律を順守します。
4. 推進体制
武蔵塗料ホールディングスの人事総務本部が主体となって人権に取り組んでいきます。
5. 人権デューデリジェンス
当社の事業活動が人権侵害を引き起こしている、あるいは、それを助長していることが明らかになった場合は、その 是正・救済に取り組みます。
また、私たちの事業活動が引き起こした、あるいは、助長したものでなくても、取引関係によって私たちの企業活動が 人権侵害に直接関与している場合は、是正への働きかけを行います。
6. 当社が人権に対して取り組む重点事項
1) 強制的な労働の禁止

当社は、従業員本人の意思を尊重し、非自発的な労働を一切排除します。
また労働に際し、不当な制約は行いません。

2) 児童労働の禁止と若年労働者(18歳以下)への配慮

当社は、児童(義務教育未了の15歳以下)労働は一切行いません。
当社の採用基準は原則18歳以上の高等教育既卒者とします。
特別な理由により18歳以下を雇用する場合には、危険有害な作業をさせないなど、法を順守した対応を行います。

3) 労働時間への配慮

当社は、従業員の健康と安全に配慮し、法を順守した労務管理を行います。

4) 適切な賃金と手当

当社は、法を順守した賃金体系により、従業員に賃金や手当を支給します。
また、従業員の生活基盤を損なう不当な減額は行いま せん。

5) 非人道的な扱いの禁止

当社は、従業員に対するハラスメント行為、性的虐待、体罰、精神的や肉体的抑圧、言葉による虐待などの非人道的な行為を一切禁止します。
もしその行為が認められた場合には、就業規則によって厳重に対処します。

6) 差別の禁止

当社は、従業員に対するあらゆる差別行為(人種、性別、外観的特徴、宗教など)を禁止します。
もし、その行為が認められた場合には、就業規則により厳重に対処します。

7) 衛生設備・食事および住居

当社は、従業員の健康確保のため、社内において従業員に清潔な食堂、トイレ、更衣室などの厚生施設を、また、従業員の事情を鑑み安全清潔な寮や社宅を提供します。

8) コミュニケーション

当社は、従業員と良好なコミュニケーションの構築に向けて、常に対話の機会を設定して、従業員の意見に耳を傾けます。

9) 人権侵害にかかる原材料の適切な管理

当社は、コンフリクトミネラル(紛争国鉱物)をはじめ、その国や地域の人権を侵害する行為により産出または製造された原材料を当社製品に用いることを防ぐため、環境や品質マネジメントシステムと連動して、適切な管理に努めます。

7. 当社の「人権方針」は、社会情勢の変化を鑑み定期的に見直しを実施します。

人権に対する当社の現状課題と対応

最近の社会全体の傾向から、人権は他のCSR活動項目以上にサプライチェーン全体での対応が求められています。当社グループもお客様からCSR調査票で人権への取り組みを問われていますので、まずは企業活動が「人権方針」に沿った行動を伴っていなければなりません。

続く当社グループの役割として、主に原材料を購入している取引先様に対し当社グループの「人権方針」への理解と協力を求め、取引先様調査を実施するなど人権デューデリジェンス体制の構築を図っていきます。

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