当社グループは各拠点で実施している永年勤続表彰以外にグループ全体での永年勤続表彰も実施しています。表彰対象は当社グループでの在籍年数が5年・15年・25年・35年で、2023年は5年:68名、15年:21名、25年:2名、35年:1名の従業員が表彰されました。副賞として5年勤続の方は社名入りのマイボトル、15年勤続の方は同期入社による旅行、25年勤続の方は当社製品が採用されている商品10万円相当、35年勤続の方は純金製の社章・ビデオレター・当社製品が採用されている商品5万円相当を贈呈し、長年の勤務に感謝しました。
15年勤続の副賞である同期旅行は、それぞれの拠点で中堅になった従業員同士がお互いを知ることで仲間としての絆を深め、さらに旅行を自ら計画することでリーダーシップを高めてもらう意図から始めています。コロナ禍が明けた2023年から本格化し、行き先は参加者全員で検討した結果「日本」に決定しました。全員での富士山見物や2グループに分かれてのディズニーランド、都内バスツアーで楽しい時間を過ごしました。
当社グループは、継続的に5S活動に取り組んでいます。当社ホールディングスの組織である5S Globalが全拠点を訪問して5Sの活動状況を評価・順位付けを行い、優れた拠点を表彰しています。優勝チームには、当社グループの拠点のある地域への研修旅行が贈られ、自拠点以外の5Sメンバーと交流を行い、5S活動におけるさらなる高みをめざす機会になっています。2023年度は、天津武蔵が優勝しました。
このアワードは経営理念に基づいて行動し、精神的・物質的な豊かさへ貢献をした従業員を表彰しており、定量的な成果に対して「Best performance」、定性的な成果に対して「Musashicolor award」を制定しています。
これらは、拠点長や部門長から提出された推薦文からお互いの投票によって決定しています。
池袋本社勤務のホールディングス従業員を対象に2023年度より試験的にフレックス勤務を導入しました。これはコロナ禍で導入した在宅勤務制度を用いることが難しい職場に配慮したものです。同時にこれらの制度の導入は池袋本社勤務者の採用にも効果があります。
最近はコロナ禍が明け、在宅勤務を廃止する企業もありますが、働き方の選択肢を増やすとともにさらなるコミュニケーションや情報共有の活性化を目的として、2024年度より出社比率を高めて対応することにしました。
生産性の効率面から始業開始時間が一定の入間工場では、フレックス勤務制度の導入が難しいため、有給休暇を時間単位で取得する時間単位休暇制度を導入しています。これにより、有給休暇取得の効率化を図ることができます。
日本拠点では、2011年に育児・介護休暇制度を制定し、社会情勢の変化により見直しを行ってきました。2023年には当社グループ初の男性従業員による制度利用がありました。2024年1月にはさらに制度を見直し、育児特別短時間勤務制度を追記しました。
ウェルビーイングは経営理念「社員一人ひとりが精神的に物質的に豊かとなり誇りをもって働けるグループとする」と相通じるものがあります。最近導入した時間単位休暇制度は従業員からの何気ない一言から制度化されたものであり、今後も従業員の声に耳を傾け、現場目線をもって従業員の物心両面の幸せを追求していきます。
また現在、従業員が海外グループ拠点へ数週間出張する企画「クロスオーバー研修」を進めています。異国での暮らし、異文化に直接触れることで、個々の視野と視座が高くなり、国際感覚が身につく育成機会の創出を目的としています。