CSRへの取り組み

経営とサステナビリティ

経営理念とCSR

経営理念

経営理念とは、経営者の思いを込めた、自社の企業活動の基盤となる方針です。また、経営理念は自社がめざす“ありたい姿”でもあります。
それぞれ従事している業務内容が異なっても、すべての従業員が同じベクトルに向かって力を結集することで会社は成長していくものと確信しています。このため、当社グループは“理念経営”を推進しています。

[経営理念]

武蔵塗料グループは、独自の発想により社会に貢献できる商品を開発・供給し、
塗料納入先・原材料仕入先・株主・社員の利益を確保し、
社員一人ひとりが精神的に物質的に豊かとなり誇りをもって働けるグループとする。

当社グループは経営理念に続き、経営上の方針を示した「社是」、すべての従業員が守るべき理念や心構えを示した「社訓」も設定しています。

[社是]

技術と誠意にプラスアイデア

[社訓]

1. 我々は、機縁に感謝し御得意様には親切丁寧、誠意をもってあたらねばならない。
1. 我々は、我社を尊重し、我社を愛し、我社の仕事に興味をもたねばならない。
1. 我々は、我社の目的を理解し、その目的達成のために献身しなくてはならない。
1. 我々は、公私の区別をハッキリし、責任感をもたなければならない。
1. 我々は、規律命令を重んじ、上級者に対し尊敬感情をもたなければならない。
1. 我々は、科学的にものを考え、価値判断を適切、過不足なく処理しなくてはならない。
1. 我々は、絶えず安全意識を働かし、いつも無事故で仕事をしなくてはならない。

経営理念浸透に向けて

当社グループの「社訓」は左記のように7項目ありますが、従業員の理解を深めるために、社訓に49項目の考え方を付記しています。

「経営理念」「社是」「社訓」および社訓の考え方などを掲載した冊子「musashi color」を2015年に発行して、従業員に配布しました。この「musashi color」はすべての海外拠点で現地語化され、朝礼時に復唱するなどして、経営理念の浸透を図っています。

musashi color

経営理念浸透プロジェクト「NIJI project」

2020年に経営理念浸透プロジェクト「NIJI project」が発足しました。経営理念を浸透させるためのプロジェクトはそれまでもありましたが、NIJI projectはこれまでのメンバーを総入れ替えして、新しい目線で、また各拠点から担当者が参加しており、これまで以上にグループ一丸となって経営理念の浸透に取り組んでいます。

NIJIカード事例

具体的な活動としては、「いいね」や感謝の気持ちを相手に送る「NIJIカード」や、塗料会社らしく経営理念を表現したアートを従業員やそのご家族から募る「ポスター大会」の開催、そしてそれをひとつの作品集としてまとめる「NIJIポスター作品集」の作成・配布などを行っています。

2024年は、全拠点共通で取り組める活動を企画中であり、グループで一丸となって同じベクトルに向かい、「楽しむことで自然と経営理念が浸透していく状態」を理想として、取り組んでいます。

さらに、経営理念の実践により顕著な貢献を行った従業員やチームに対しては、各拠点長や各部門長が推薦を行い、審査により表彰を行っています。(P30に記載)

NIJIポスター掲示例

経営理念とCSR

2023年12月5日に開催された日経SDGsフォーラムシンポジウムの基調講演で東京大学の亀山教授が、「サステナブルの語源となる“sustain”は一般に“持続”と訳されていますが、語源は放置することで下がっていくものを下から支えて下がらないようにすること」と述べられていました。これはまさしく企業活動にも言えることであり、企業が事業を存続させていくためには、サステナブル経営を推進していくことが重要であり、当社グループはこの“道標”となるのがCSR活動と考えています。

当社のCSR活動の位置づけ

P11でも述べたように、当社グループは理念経営を推進しています。

当社グループには、CSR活動を開始する以前から「経営理念」「社是」「社訓」「パーパス」があり、当社グループの従業員が大切にしている考え方です。

しかしながら、これらの既存文書は概念的な要素が強いことから、サステナブル経営に結びつけるためには、より実践的な取り組みが必要と考え、これらの既存文書を具現化したCSR活動の導入に至りました。これらの関係は次の図のようになります。

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