業務内容は主に、塗料の改良開発です。お客様からご要望いただいた性能に加え、現在市場で求められている塗料を作り上げなければならないため、新たな原材料で試作したり、新技術を取り入れたりして、より良い塗料の制作に日々挑戦しています。職場環境としましては、皆が個々の案件を受け持ちながらも、お互いの開発案件にアドバイスし合い、困った時には先輩方にご教示いただくなど、非常に相談しやすい環境だと感じております。

武蔵塗料では様々な仕事を担当しています。入社当初は塗料改良と調色に携わり、色について学びながら、塗料の基礎について教わりました。お客様の求めている質感、色彩の塗料が作れた時はとても嬉しく思いました。その後、塗料開発に携わったときは、原材料に対する知識のほか、製造器具と試験検証の使用方法や塗装工程における注意事項等を学びました。塗料を完成させるには、多方面から考慮してバランスを保ち、製品へ繋げる事が重要だと考えております。まだまだ学ぶ事は多いですが、自分のできる事を一つずつ増やしていき、会社に貢献できるよう頑張りたいと思います。

実を言うと私は台湾育ちで、大学卒業まで台湾にいました。ですから、社会人になるや否や、日本の企業に勤務する事については様々な不安がありました。しかし、入社してみると、職場では普通に中国語が分かる方も大勢いて、わからない事柄については気軽に質問ができるので、これまで多くの事を学ぶことができました。武蔵では親睦会もあり、そこで他部署の方々との交流を通して、仕事上のアドバイスをもらったりしています。学びながら楽しくお仕事ができる職場です。

大学では化学科を専攻していたので、開発関連の仕事を考えていました。また、中国語と日本語のスキルを活かしたいと考え、日本での就職を決意しました。武蔵塗料は各国に拠点をもっており、中国にも拠点がある事から、この会社で、語学を活用しながら、色と機能で社会を豊かにする塗料を自分でも作ってみたいと思い、入社を決めました。実際に現在は台湾のパートナー企業と中国語で連携を取る仕事もさせて頂き、毎日充実した仕事をしています。

学生だった頃は、就職の事など何も考えてはいませんでしたが、興味のあることには色々挑戦してきました。専攻の化学以外にも、絵の授業や心理学の授業も積極的に受けました。今の仕事に直接関係のない事だったかもしれませんが、仕事で色彩のことや人に伝えるという上では間接的に役に立っていると感じています。ですので、学生の皆さんには、遊びでも勉学でも構わないので、様々な事に挑戦し、全力で学生生活を楽しんで欲しいと思います。