塗料の製造は大きく分けて、透明な塗料「クリヤー」、色の基となる塗料「原色」、これらを合わせて色を創り出す「調色」の3工程で構成されており、 私は今、調色作業を任されています。 塗料は一品一様で、お客様から承認された通りの色になるように塗料を混ぜ合わせ、色が合わない場合はどのように補正するか自分で考えないといけません。 塗装した板の色を、今までにお客様へ出したサンプル板と見比べて微妙な色の違いを判断するので、経験と技術を必要とする仕事です。 職場はみんな仲良く、仕事中もコミュニケーションをとり、仕事が終わらない人がいたらヘルプに行き、お互いに助け合って仕事をしています。

学校を卒業して入社し、社会人として何も分からない状態でしたが、塗料、業界、会社を理解する内部研修や外部のビジネスセミナーを受講したりしました。 また、ジョブローテーションをしながらの生産部でのOJT研修では、先輩達からの熱心な指導を受けて日々成長する事が出来ました。 今では会社にも周りの地域にも貢献できるようになったと感じています。

毎日の調色作業の中で自分達が苦労して合わせた色の塗料が色々な所で使われています。 その塗料が使われた商品がTVCMで流れたり、店頭で売られているのを見た時に仕事の喜びを感じられ、やりがいや楽しさを感じる瞬間です。 自分の仕事の成果が日常の中で実感でき、仕事に手ごたえを感じます。

求人票を見た時に他の会社よりも給与待遇や福利厚生が手厚く、調べてみると埼玉に工場がある企業ですが、 海外にも沢山の拠点がある事がわかり驚きました。 世界中で沢山の色をつくり、普段自分たちが使う家電製品など身近なものに使われているのに興味が沸いて、 自分もその一員になりたいと思い、武蔵塗料を選びました。

社会人になったら学生時代よりも絶対に忙しくなるので、今のうちに色々な事を経験し、やりたい事を探し出し、熱中するべきだと思います。 就職活動が始まったら気持ちを切り替え、これから自分は何をしたいか、どんな会社でどんな仕事に就きたいかをよく考え、社会人としての第一歩を踏み出せるよう頑張って下さい。