私の仕事は、お客様の要望にお応えして、調合・調色を繰り返しながら「色」を生み出していくことです。
お客様が頭の中に描かれている色を実現するために、トライ･アンド･エラーを繰り返すことになります。納得できる色を手に入れるのは、決して簡単なことではありません。
試行錯誤の果てに、ようやくお客様から「私が求めていたのはこの色!」と言っていただけたとき、思わず「やったー!」と叫んでしまったこともありました。
塗料ひとつにも私の中ではすごいドラマがあり、苦労して生み出した色ほど思い入れは強いです。

色をつくるときはいつも緊張してしまいます。けれど、その緊張感が自分を成長させてくれているのも間違いありません。緊張を楽しむ気持ちを大切にしています。
色は無限であり、その分、自分の成長の可能性も無限にあります。悩むことも多いのですが、成長の実感も得られ、毎日が充実しています。
「色づくりのエキスパート」として、いつかは世界一になりたいというのが私の夢です。